太平洋炭鉱専用線

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「釧路に面白い鉄道があるので行ってみませんか」1974年冬の北海道、一緒の時期に北海道を旅していた仲間に出会い声をかけられた時、まさかこんな鉄道が見られるとは思ってもいませんでした。雑誌などでは紹介されていたと思うのですが、私自身全く未知の鉄道だったのです。丘の上のレイアウト!! そう紹介された記事を見たのはこの前だか後だったか?? 今は記憶も定かではありません。(確かF誌だったと思いますが押し入れで眠った状態が改善されません) 
 とにもかくにも一次休車氏も一緒に釧路駅からタクシーで15分ほど・・・とある地点で降り、山道を少し登って目の前に開けた光景!! まさに驚きのものでした。
 丘の上に、真中の窪みを取り巻くように、そしてまるで模型のレイアウトのように線路が敷かれています。そこを行くのは凸がたの電気機関車に牽かれたトロッコ。しかも次から次へと形容するのがピッタリなくらい、どんどん列車がやってくるのです。あちこちに放置したようにおかれている客車らしきもの、おもちゃのような除雪車、独特の工事用車、それまでナローの鉄道も色々見てはきましたが、まさにはじめて見る光景でした。これが太平洋炭鉱専用線とのはじめての出会いでした。
 ここで時間の忘れるぐらい充実した時を過ごし、魅力にすっかりはまった私は後年再びここを訪れました。そしてそれは至福のときを与えてくれたのでした。ただこれを表現できるだけの写真がない、というより撮れなかったのが残念です。

 
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1977.2     細い凸型機関車が牽引する運炭列車は魅力的でした
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海底炭田から掘り出された石炭はインクラインで鉱業所に運ばれ、そこから軌間610mmの専用線で釧路臨港鉄道の春採駅まで運搬されていました。ここから国鉄東釧路駅や釧路港に石炭が運ばれていったのです。
 この専用線の両端はぐるりとループを描いていて、特に春採の丘の上はまるで模型のレイアウトのようでした。そして次から次へとやってくる列車に夢中でカメラを向けたのです。
春採側のループは臨港鉄道の上に位置しており、ここを通過しながら貨車に積んでいた石炭を、選炭工場のホッパで石炭を下ろすと、ヤードでしばしの休息の後、また炭鉱へと向かって走って行きました。
また春採側には選炭工場から車両工場まで、さまざまな工場があり、めったやたらに線路が敷きつめられていたのです。
 この専用線は、軌間610mmのナローゲージ。2軸の小さな電気機関車が、石炭を満載したトロッコ(炭車と言うそうです)を牽引していました。ここで活躍していた電気機関車は、1,2,3,5,6,7,8,10号機の8両。いずれも1950〜1960年の東芝製でしたが、細部にはいろいろ違いもあったようです。
 1984年11月に架線電圧の昇圧が実施され、一回り大きな4軸の電気機関車が投入されて、このかわいらしい凸型電機は役目を終えましたが、それからわずか数年後の1989年10月ベルトコンベア完成により、この軌道自体が役目を終え、姿を消したのです。
 今も炭鉱に向う道路から、かって線路が走っていた切り通しを見ることが出来ます。そして丘の上にはあの頃が夢だったかのように、ただ荒涼とした窪地が広がっていました。
るるる

1974.2    そこはまるで模型のレイアウトのように線路が敷かれていました
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1974.2     石炭を満載した貨車を牽引する8号機
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1974.2    横から見ると個々の機関車の相違、大きさがわかると思います
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1974.2   これは2号機ですね
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1974.2   
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1974.2   工事用車とは思うのですが・・・
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1974.2   春採のループ線の中に放置??されていた客車のような車両
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1974.2  まるでおもちゃのような除雪車 
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1977.2   子供たちが遊ぶ横を通り抜けていく運炭列車
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...1977.2  
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1977.2  右に止まっているのはなんでしょうか??
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1977.2. 黒いボディの電気機関車とオレンジの貨車が良いコントラストをつけていました
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春採の丘の上から見ると、釧路臨港鉄道の姿が見えました。ただ残念なことにこの当時はこの鉄道は撮っていなかったのです。
 時代を超え2001年、そして2002年、釧路を訪れた際、今は太平洋石炭販売鉄道部となった春採ー知人間の運炭鉄道を撮ることができました。
 しかし時の流れは日本で最後に残ったこの太平洋炭鉱の廃坑、そして最後の運炭鉄道の運命を変えてしまったのです。
 

 

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太平洋炭鉱専用線は、ほかに相互リンクしています、     TADAさんの汽車・電車1971〜、
O型台風さんの
MYFAVORITE THINGS 
にも素晴らしい写真が展示されています  
            

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